LPガスについて
「環境にやさしい」
「可搬性に優れる」
「災害に強い」。
日本の全世帯の約半数がLPガスを利用しています。
「環境にやさしい」「可搬性に優れる」「災害に強い」。
日本の全世帯の約半数がLPガスを利用しています。
LPガスとは
LPガスとは「Liquefied Petroleum Gas(液化石油ガス)」の略称で、炭素数が3つの「プロパン(C3H8)」や4つの「ブタン(C4H10)」を主成分とするガスの総称です。
日本国内ほぼ100%の地域に供給することができ、全国世帯の約半数で利用されているとても身近なエネルギーです。

LPガスの3つの特長
LPガスには「環境にやさしい」「可搬性に優れる」「災害に強い」という3つの特長があります。
特徴
環境にやさしいクリーンエネルギー
LPガスは油燃料と比較して、CO2の排出量が少ない環境に優しいガス体エネルギーです。 また、硫黄や窒素をほとんど含まないため、燃焼時に硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)の排出がほとんどなく、加えて、ススも出さないため、排気がクリーンです。


特徴
可搬性のある個別分散エネルギー
LPガスは常温・常圧では気体ですが、少し圧力をかけることで簡単に液化させることができ、持ち運びが容易なエネルギーです。この特性を生かし、都市部から離島・山間部まで国土のほぼ100%に供給されています。また、ライターやカセットボンベ、スプレー缶にも用いられています。



特徴
災害に強いエネルギー
LPガスは個別供給のため災害時に、他エネルギーより早い復旧が可能です。近年の災害では、供給途絶や二次災害の発生もありません。また、被災地での炊き出しや仮設住宅への熱源供給などでも活用されています。

LPガスは貯蔵・保存に優れている
災害に強いエネルギ―の特徴は「復旧が早いこと」に加えて以下2つの要素があります。
- 常に貯蔵が可能なエネルギーであること
- 長期保存に耐えられるエネルギーであること
各エネルギーにおける、貯蔵および保存に関する評価

LPガスは貯蔵・保存に優れ、
非常時のエネルギーとして最適です。
国内では万が一の災害に備え、
LPガスの備蓄体制や供給体制が整えられている
災害に強いエネルギ―の特徴は「復旧が早いこと」に加えて以下2つの要素があります。
LPガスの位置付け |
最終需要者への供給体制及び備蓄制度が整備され、可搬性、貯蔵の容易性に利点があることから、平時の国民生活、産業活動を支えているとともに緊急時にも貢献できる分散型のクリーンなガス体のエネルギー源である。 |
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政策の方向性 |
災害時にはエネルギー供給の「最後の砦」となるため、備蓄の着実な実施や中核充填所の設備強化などの供給体制の強靱化を進める。 |
こうした記載の通り、国内では万が一の災害に備え、備蓄・供給体制を強化しています。
我が国のLPガス備蓄体制
LPガスは、海外からの供給途絶や地震などの災害発生時に対応できるよう、 国家備蓄と民間備蓄あわせて約90日分の備蓄がされています。

供給体制の強靭化
輸入基地、中核充填所において出荷機能を強化しています。
・全国4基地(川崎・七尾・四日市・福島)に移動式電源車を配備
・全国約340ヶ所に自家発電装置などを備えた中核充填所を整備
→停電時でもLPガスを供給できる体制を構築しています。
