カーボンオフセットLPガス導入事例 株式会社うるおいてい様
地産地消とカーボンニュートラルへの貢献で、富士宮を盛り上げる!
株式会社うるおいてい様がカーボンオフセットLPガスを導入された背景や、その供給を行うオブリック株式会社様の取り組みについてお話を伺いました。このインタビューを通じて、カーボンオフセットLPガスが地域貢献の手段として担う役割を知ることができました。
株式会社うるおいてい様について
HP:https://www.uruoi-tei.com/
Instagram:@uruoitei_honten
株式会社うるおいてい様は、静岡県富士宮市にて1993年創業の焼そば・鉄板焼きの名店「うるおいてい」を運営されています。うるおいていには地元のみならず、遠方からも多くのお客様がその味を求めて足を運ばれています。メディアにも多数取り上げられ、静岡県内のセブンイレブンのレギュラー商品である「富士宮焼きそば」※を監修されています。店名は、お店の目の前を流れる「潤井(うるい)川」に、うるおいてい創業の年に架けられた、「うるおい橋」に由来します。地元富士宮の活性化のために、地産地消を掲げ、地元の食材を活かしたメニューを開発・提供してきました。
※商品の詳細はこちら
セブンイレブンの公式HP:https://www.sej.co.jp/products/a/item/094479/


焼そば・お好み焼き等の各種鉄板メニューは、店長をはじめとするスタッフが
各テーブルの鉄板で手際よく焼くことで、できたてアツアツの状態でいただくことができます
(調理中、お客様が紙で油をガードするのがうるおいてい様流)

(写真後方)うるおい焼そば
(写真前方)富士宮ネぎネぎ
オブリック株式会社様について

オブリック株式会社(以下、「オブリック」)様は静岡県富士宮市に本社を置くエネルギー関連事業を展開する企業です。1944年、篠原酸素商会として創業され、2024年に創業80周年を迎えられました。「エネルギーを通じて、心豊かな未来文化をはぐくむ」をスローガンに、家庭用LPガスの販売や、太陽光発電・蓄電池、家電販売、リフォーム事業に加え、産業用高圧ガスや溶接・溶断機器の販売、消防設備の設計・施工・保守点検などの防災事業も展開されています。さらに、2018年に「富士山エナジー株式会社」を設立し、電力事業に参画されるなど、事業のすそ野を広げています。
家電販売では、ガス衣類乾燥機「幹太くん」の販売に力を入れており、うるおいてい店長の松永様のご自宅にも導入いただき、「家事が楽になった」とご好評をいただいたそうです。また、富士山エナジーの電力事業における自然・再生可能エネルギー(バイオマス、卒FIT電力等)の採用や、エコジョーズ(高効率給湯器)等の省エネ機器の販売など、持続可能な社会の実現に向けた取り組みにも注力されています。
オブリック様がうるおいてい様へカーボンオフセットLPガスを提案した背景
オブリック様は2020年にSDGs(持続可能な開発目標)への貢献宣言を発表され、以下の4つを重点取組テーマに選定されました。

2021年に富士宮市が「ゼロカーボンシティ宣言(2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指す)」を発表したことを受け、オブリック様は地域密着型企業としてこの宣言に賛同し、カーボンオフセットLPガスの販売を開始しました。オブリック様は自社で消費するLPガスのカーボンオフセット化に加え、地域におけるカーボンオフセットLPガスの認知度の向上や導入推進を目的に、公共施設や飲食店、業務用の需要家を中心にカーボンオフセットLPガスの活用の提案活動を行い、その中で、うるおいてい様にも導入いただきました。
うるおいてい様のカーボンオフセットLPガス導入の決め手
うるおいてい店長の松永様は、地産地消の推進を通じて地元が一体となり富士宮市を盛り上げたい、という強い思いを抱かれ、地域の食料生産者様や農家の方々と直接対話を行い、地元食材を活かした商品開発を行うことで地域への貢献を果たしてこられました。こうした中、オブリック様のご提案を受け、カーボンオフセットLPガスは富士宮市が掲げる「ゼロカーボンシティ」の実現に貢献するものであること、すなわち、「地元地域への貢献」に繋がるものであることを知り、その導入を決められました。また、取材を通じて、導入の背景には、オブリックの渡邊様がうるおいてい様の店内鉄板設備の増強の設計をサポートするなど、日々の営業で築き上げた信頼関係があることを知ることができました。
うるおいてい様のカーボンオフセットLPガス導入によるメリットと今後の取り組み
うるおいてい様は、これまでも割り箸の提供停止や、厨房での油の流出を防ぐグリストラップのこまめな清掃など、店舗における環境活動に取り組まれてきました。カーボンオフセットLPガスの導入を通じて、富士宮市のゼロカーボンシティ宣言やSDGsの推進に貢献できることに対し、満足されています。また、地球温暖化の進行により地域の豊かな自然環境が損なわれることや、それに伴う食材価格の高騰は店舗の経営にも影響を与えることから、今後も環境活動と地産地消を通じた地域の活性化に取り組んでいきたい、とおっしゃっています。

(写真中央)うるおいてい 店長 松永様
(写真左)オブリック株式会社 部長 田中様
(写真右)同社 係長 渡邉様