カーボンニュートラルLPガス導入事例_株式会社 みちのりホテルズ様

岩手県宮古市の三陸復興国⽴公園内に位置し、名勝「浄土ヶ浜」まで徒歩10分の距離に位置する三陸を代表するホテル。国立公園内に宿泊施設が併設されていることは全国的にも珍しく、ロビーからは窓一面に宮古湾の絶景が望めます。平成 28 年には当時の皇太子同妃殿下が⾏啓、ご宿泊され、2023年には将棋叡王戦第４局の対局会場になりました。また、隣接する盛岡市はニューヨークタイムズが発表した『2023年に行くべき52箇所』記事でロンドンに次ぐ2番目に紹介されており、当ホテルのインバウンド需要も増えているとのこと。2011年の東日本大震災の際は、海抜30m以上だったこともあり津波の被害から逃れ、避難所として被災者支援に貢献されました。

みちのりホテルズ様は今回、浄土ヶ浜パークホテルにＬＰガスを供給している泉金物産株式会社様(ＥＮＥＯＳグローブ特約店)からカーボンニュートラルＬＰガスのことを初めてお聞きになられたそうです。宮古市は、第2回脱炭素選考地域（主催：環境省、第3回までに全国32道府県83市町村の62提案を選定）に選定された経緯もあり、みちのりホテルズ様も宮古市の一員、一企業として環境活動に貢献したいとの思いから、導入を決められました。

浄土ヶ浜パークホテルでは、レストランの厨房でカーボンニュートラルＬＰガスを調理用に使用されています。連日多くのお客様がご来館されるため、調理の際のＬＰガス使用量も相応の量となります。しかし、今回、カーボンニュートラルＬＰガスをご購入いただいたことで、CO2排出量削減に繋がりました。地元の環境活動への貢献に満足なさっています。

浄土ヶ浜パークホテルが位置する場所は、陸中海岸国⽴公園（1955 年指定）に種差海岸県⽴自然公園を加え、新たに三陸復興国⽴公園として創設（2013 年指定）されました。今回のお話は、我々にとって、ホテルの特色から環境への貢献策として良いと感じております。岩手県内の カーボンニュートラルＬＰガスの使用が最初であることを知り、先駆けになって、嬉しい限りです。また、当ホテルでは泉金物産様からいただいたカーボンニュートラルＬＰガス供給証明書をパネルに入れてホテルフロントに掲示しており、地元のテレビでも紹介されましたが、正直お客様の反応はまだ少ないです。現状、ホテルで使用している電気、灯油、重油、軽油の他エネルギーに関しては、カーボンニュートラル化はしておりませんが、カーボンニュートラルＬＰガスを使っているレストランではSDGsの一環でポップ等にて掲示する取り組みを進めております。今後も、プラスチック製品、アメニティ関係の削減、ホームページ等を利用した情報発信など、できることから、地道に着手していけたらと思います。

カーボンニュートラルＬＰガスが業界紙等で取り上げられているのをみて、我々としてどのような利用が望ましいか検討しておりました。浄土ヶ浜パークホテル様の創業の経緯や背景等も存じ上げておりましたので、カーボンニュートラルＬＰガスが貢献できるのではないかと思いました。ＥＮＥＯＳグローブ様にこの話をしたところ、供給に向けた話が進み、浄土ヶ浜パークホテル様への提案もスムーズに進んでいきました。浄土ヶ浜パークホテル様へはカーボンニュートラルＬＰガスの導入の意義等を中心に提案を申し上げ、共感をいただけたことがご成約に繋がったのだと思います。供給開始時には、地元紙（岩手日報社、岩手日日新聞社）を招き、カーボンニュートラルＬＰガス供給証明書の授与式も実施させていただきました。みちのりホテルズ様と同じく、今後もカーボンニュートラルＬＰガスの供給を通じて環境貢献に取り組んで参りたいと思います。

昭和28 年に岩泉薪炭株式会社として創⽴し、燃料転換の流れに沿いＬＰ ガス・石油類の取り扱いを始めました。昭和30 年には泉⾦物産株式会社と社名を改め、令和5 年で70 周年を迎えられます。岩手県北部エリアを中心に、当地に暮らす消費者の皆様のため、ＬＰガスの安定供給、保安の確保にご尽力されています。