社長就任挨拶について

当社（社長：江澤和彦）は、２０２２年４月１日（金）、本社にて社長就任挨拶を行いました。
社長就任挨拶（要旨）を下記の通りお知らせします。

記

【社長就任挨拶（要旨）】

ＥＮＥＯＳグローブの社員の皆さん、本日、岩井社長の後を継ぎ、社長に就任しました江澤です。

はじめに、自己紹介をします。
１９８５年（昭和６０年）に当時の日本石油に入社し、プロセスエンジニアとして勤務してきました。製油所での勤務はのべ７回におよび、主に製造現場で働いてきました。いわゆる技術部門出身ですので、販売部門の経験が長い松澤社長、岩井社長とは違った目線で新たな仕事に取り組んでいきたいと思っております。
お客様にエネルギーをお届けするという点では、ＥＮＥＯＳと同じでありますが、その形態は、燃料油とＬＰガスでは相違する部分もあると認識しております。そのような違いを意識しつつ、また、これまで培ったお客様との信頼を大事にして、今までの経験と新たな知見でこの会社の舵取りをして行きたいと思います。

これからの当社の事業については、今後、各部門責任者の方から、これまでの取り組みや直面する経営課題について説明いただく予定になっております。
それぞれの計画・事業戦略について担当部門の皆さんと議論を重ねながらスピード感をもって進めていきたいと考えています。
ＬＰガスの国内需要は、燃料油ほど急速ではないにしろ、経済産業省の想定では、２０２５年度までほぼ横ばいと見込んでいます。しかし、地方の人口減少の中で、長期的には需要は減少することが想定されますので、それに備えてなんらかの新しい取り組みは必要になるだろうと考えています。
また、昨今のカーボンニュートラルへの動きに関しては、是非とも取り組んでいく必要がある課題と認識しています。
本日、経営企画部の「企画３グループ」が「カーボンニュートラル推進グループ」に名称変更し、カーボンニュートラル業務専属の組織として新たに発足しました。簡単に実現できるような課題ではありませんが、ＣＯ２排出削減に向けて、当社として何が出来るのか、社員の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

次に、仕事をしていく中で、社員の皆さんにしっかりと意識していただきたいことを３点お話しします。
１点目は、「安全とコンプライアンスは、すべてに優先する」ということです。当社の事業における一番大切なミッションは、お客様にＬＰガスを安定供給することですが、「安全とコンプライアンス」をおろそかにすると、このミッションが達成できず、お客様の信頼を大きく損なうことになります。
先ほども述べたように、私は製油所での勤務経験が長いです。製油所が操業を停止すると出荷が止まるなどエネルギー供給に大きな影響が出ます。製油所の安全安定操業が、製油所に勤務する人間にとっての最大のミッションでした。このミッションを達成するために最も心がけており、機会がある度に伝えていたことが、「安全とコンプライアンスが最優先である」ということです。この考えは、製油所だけでなく、あらゆる業界に通じる言葉だと思っています。「安全とコンプライアンス」が維持されなければ我々のミッションである安定供給は達成されません。是非、社員の皆さんには、ＬＰガス業界においてもすべてのサプライチェーンにおいて「安全とコンプライアンスがすべてに優先する」ことを再認識していただきたいと思います。

次に、「変化」です。私は、これまで仕事を進める中で、常に「変化」を心がけてきました。最近では改革、革新、変革という言い回しが使われておりますが、そうそう大きな変革は日々できるものではありません。私の思う「変化」は毎日少しずつでも前に進むという「意識」を持つということです。野球をたとえにしてよいかわかりませんが、毎打席ホームランを狙って打てるものではないでしょう。まず確実に塁に出るのか、ランナーを返すことを主眼にするのか、場面ごとに、やるべきことは変わってくると思います。ルーチン業務の中でもご自身の中で「変化」を意識して一歩、または、半歩でも結構ですので、前に進もうという意識と意欲をもって頂きたいと思います。

最後に「時間の使い方」です。会社で仕事をしている時間と自分のプライベートな時間がそれぞれ皆さんにはあります。２４時間は皆さんに平等に与えられた時間です。是非、だらだらと仕事をすることはやめて、オンとオフをはっきりと切り分けることを意識してください。
当社においても、テレワーク勤務を制度として導入したと聞いております。テレワーク勤務のよいところは、通勤時間がなくなり、時間を有効に使えることですが、一方、オンとオフの切り替えが難しいという面もあると思います。だからこそ、自分の時間を活かすために、メリハリをもって仕事をしていただきたいと思います。

最後になりますが、これから私が社長として皆さんと仕事をしていく中で、不可欠なこと、それは、ＥＮＥＯＳグローブのグループ各社に関わる多くの皆さんとのコミュニケーションです。当社そして当社グループには様々なキャリアを持つ役員・社員の方がいらっしゃいます。コロナ禍では、多くの人が一堂に会してのコミュニケーションは難しい状況ですが、様々なツールを活用して対話の場を持ちたいと思っています。何よりも話をして、相互理解を深めることが重要です。海外情勢の大きな変化、需要の減少やカーボンニュートラルなど、当社が直面する課題について、是非、社員皆さんの想いを私に届けてください。私も様々な場で私の想いを社員の皆さんに伝えていきたいと思っています。ＥＮＥＯＳグローブのさらなる発展にむけて共に歩んでいきましょう。
以上をもちまして就任挨拶といたします。

以上

当記事の連絡先
経営企画部企画２グループ
TEL 03-5253-9060

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