２０２２年度新入社員への社長メッセージについて

当社（社長：江澤 和彦）は、２０２２年４月１日（金）、本社にて入社式を執り行いました。入社式での社長メッセージを下記の通りお知らせします。

記

入社おめでとうございます。
本日、１０名の皆さんが、当社の仲間に加わることを、社員一同、大変嬉しく思っております。
ＥＮＥＯＳグローブを代表して、一言ご挨拶を申し上げます。 

当社は日本のＬＰガス元売会社のリーディングカンパニーです。
ＬＰガスを海外から購入し、自社船団にて日本全国のガス基地に輸送し、特約店を通じて一般家庭に届けるといったＬＰガスのサプライチェーンを担い、ＬＰガスの安定供給という社会的責務を全うしています。
では、ＬＰガス業界を取り巻く環境について、先ずはお話ししておきましょう。
世界に目を向けますと、ＬＰガスの需要は、依然として経済成長著しい中国、インドなどアジア諸国を中心に拡大を続けています。
日本国内においても、ＬＰガスは都市ガスが供給されていないエリアにおける主力燃料であり、その需要は人口減少に伴い減少傾向にはありますが、家庭用エネルギーとしての存在感は確固たるものがあります。
一方で２０２１年１０月に「第６次エネルギー基本計画」が閣議決定されました。その中では、２０５０年カーボンニュートラルにつながる新たな温室効果ガス削減目標を踏まえ、徹底した省エネルギーや非化石エネルギーの拡大を進めることが謳われています。
ＬＰガス業界においても、水素と二酸化炭素（ＣＯ２）を材料にＬＰガスを製造する技術の研究や、カーボンクレジットでＣＯ２排出量を相殺し実質ゼロにしたＬＰガスの販売が始まっています。当社におきましても、このような環境変化の中でも勝ち残っていけるよう、本日付けでカーボンニュートラルの専門部署を設置したところです。
ＥＮＥＯＳグローブに入ってこられた皆さんには、日本国内の動向だけでなく、世界の動きにも目を向けて、日々の業務に邁進していただきたいと思います。
ここで、本日から社会人となられる皆さんに、３つのことの習慣づけをお願いしたいと思います。 

１つ目は、「毎朝、朝ごはんを食べよう。」ということです。
社会人になると毎日の通勤を始めとした規則的な生活が始まります。規則的な生活を送るためにはまず生活リズムを整える必要があります。そのためには毎日の食事が非常に重要です。朝は出勤の準備で慌ただしく朝ごはんを抜いて時間短縮を図る人もいると思いますが、まず「朝ごはんを食べること」を心がけてください。朝ごはんを食べないと栄養が行き渡らず、体が活発に動けないうえに、集中力や記憶力にも影響が出ます。「朝ごはんを食べる」とは、つまり常に万全な状態で仕事に臨むよう心掛けてほしいということであり、さらに言えば、責任ある仕事を全うするために、心身の健康に留意するようにしてほしいという事です。これからの長い社会人生活で何より大切なことだと考えています。

２つ目は、「メモを取ること」です。
メモを取ることは、教えてもらったことを忘れないためだけではなく、考えていることや、やるべきことの整理・整頓などにも役立ちます。新入社員のうちは、全てが初めてのことであり、とにかく何でもメモしていても、年次を重ね、知識が増えていくことによりメモをとらなくなってしまう方がいます。しかし、申し上げたとおり考えていることや、やるべきこと、つまり頭の中の整理・整頓にも役立つため、ベテランになってもメモを取ることはとても大切です。新入社員のうちからメモを取る習慣を身につけ、社会人としての歩みを確実なものとし、長く成長意欲を持ち続ける基礎としていってください。 

３つ目は、「挨拶はしっかりすること」です。
会社という組織は、幅広い年齢層の人で成り立っています。その人と人、また、年齢差とをつなぐコミュニケーションの基礎となるのが挨拶です。
挨拶とは、もともとは仏教の禅宗で使用されていた「一挨一拶」（いちあい いっさつ）、つまり「一つ押して、一つ迫る」「心を開いて接する」と言う意味の禅の言葉を当てはめたと言われています。
対面やオンラインと、多様なコミュニケーション方法が浸透しましたが、手段はともあれコミュニケーションの始まりが挨拶であるという本質は変わっていません。新入社員の皆さんには、まずは元気な挨拶を心がけて欲しいと思います。
自らの考えを発信し、相手の話をじっくり聞き、お互いを理解しあえる環境や組織を、挨拶をきっかけに作っていってください。 

最後に、これから先のＥＮＥＯＳグローブでの社会人生活が皆さんにとって、素晴らしく、輝かしいものとなるよう心から願って、お祝いの言葉といたします。 

＜参考＞
２０２２年度新入社員数 総合職 １０名 

以 上

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