プレスリリース

LPG燃料VLGC新造船の定期傭船契約締結について

当社(社長:岩井 清祐)は、ENEOSオーシャン株式会社(社長:廣瀬 隆史)とLPGを燃料としたLPGならびにアンモニアの積載が可能なVLGC(Very Large Gas Carrier)の新造船定期傭船契約を締結いたしましたので、下記の通りお知らせします。 

本船は、二元燃料エンジンを搭載しており、LPGの他、燃料油での航行も可能ですが、LPGを使用した場合、現在就航している同型船に比べて排出ガス中の硫黄酸化物(SOx)を約90%、二酸化炭素(CO2)の排出量を約20%削減することができ、地球環境負荷低減に寄与するものです。
また、2022年以降の建造契約船から適用されるIMO(国際海事機関)による EEDI(Energy Efficiency Design Index)規制のフェーズ3(CO2 排出量基準値比30%削減)に適応する仕様となっております。 

LPG以外に、将来のカーボンフリー燃料として大きな役割が期待されるアンモニアも同時に積載することが可能な仕様となっていることに加え、全長や幅などの船体仕様を大きく変えることなく、従来船よりカーゴタンク容積が大きな設計となっております。

本船は、川崎重工業株式会社坂出工場で建造され、2023年末の竣工後、当社がENEOSオーシャン株式会社より定期傭船する予定です。 

当社は、引き続きエネルギーの安定供給に取り組むとともに環境にやさしいLPガスの元売事業会社として、持続可能な地球環境の実現に貢献してまいります。 

〔本船の概要〕 

全長

約230.00 m 

37.20 m

深さ

21.90 m 

カーゴタンク容量

86,700 m3

以 上

当記事の連絡先
 経営企画部 企画2グループ
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