プレスリリース

2018年度入社式における社長メッセージについて

当社(社長:岩井 清祐)は、2018年4月2 日(月)本社にて入社式を執り行いました。入社式での社長メッセージを下記の通りお知らせします。

【2018年度入社式 岩井社長メッセージ】


本日、11名の皆さんが、当社の仲間に加わることを、ENEOSグローブを代表し、心から歓迎し、お祝いを申し上げます。

さて、初めにLPガス業界を取り巻く環境について、お話ししておきたいと思います。

まず、国内では、少子高齢化による人口減少や地方都市の過疎化を原因としたLPガス需要の減少は、省エネ志向や脱化石燃料志向も相まって徐々に進行しており、歯止めがかからない状況が続いております。加えて、一昨年来の電力や都市ガスの小売自由化により、益々エネルギー間の競争は激化してきており、極めて厳しい販売環境にさらされております。

一方、海外に目を向けると、中国・インドを始め、アジア全域でLPガス需要の増加は続いており、天然ガスとの競合はあるものの、今後もLPガス需要は高い伸びを示すと予想されております。
また、その供給源は、これまで中東地域が中心でありましたが、米国においてシェールガス由来のガスが産出されるようになり、米国産LPガスの供給量は年々増えており、世界の需給バランスや価格に強い影響力を持つようになってきています。日本のLPガス輸入相手国もかつては中東が中心でありましたが、最近では米国が半分以上を占めるようになってきております。

LPガス業界に入ってこられた皆様は、常に日本国内の動向を注視しつつ、グローバルな視点を持って日々の業務に邁進していただきたいと思います。

ここで、本日から当社の一員となられた皆さんに、これから社員としての活動の基本にしていただきたい、「3つのC」というキーワードについてお話ししておきたいと思います。

先ず1つ目の「C」は、コンプライアンスです。
ENEOSグローブの一員として、法令を遵守し、高い倫理観と自己規律に基づいて行動できる社会人になってほしいということです。コンプライアンスは、すべてに優先する基本的な考え方です。
コンプライアンスを根底に踏まえ、日々の業務や活動を遂行していってもらいたいと思います。

2つ目の「C」は、コミュニケーションです。
コミュニケーションは、まず挨拶から始まります。特に、新入社員の皆さんは、元気よく挨拶するよう心がけてもらいたいと思います。
また、仕事上で大切なのは、「報告・連絡・相談」の「報連相」です。会社は、組織で仕事をしています。組織として仕事をしていくためには、上司・同僚・関係先などとの対話が、極めて重要です。
「報連相」は部下から上司への一方通行ではなく、上司が部下に対してコミュニケーションしやすい環境を提供する、という意味も含まれます。
自らの考えを発信し、相手の話をじっくり聞き、お互いを理解しあえる環境を整えて、品質の高い仕事をしていきましょう。そのために、常に「報連相」を意識し、実践していきましょう。 

3つ目の「C」は、「チェンジ」。 変革です。
「働き方改革」「女性活躍推進」など、働き方に関する社会の動きだけ見ても、まさに変化の時を迎えています。
エネルギー業界も、様々な局面で変化を求められています。
これまでの功績に誇りを持ちつつも、新しい視点で物事を考えていくことが必要だと思っています。
進化論で有名なチャールズ・ダーウィンは、「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」と言っています。
冒頭にお話ししたとおり、LPガス業界を取り巻く国内外の環境は大きく変わろうとしています。その環境変化に対応できないでいると会社は衰退していくしかありません。皆さんと共に変化に対応し、「生き残る者」になっていきたいと思います。
特に、新入社員の皆さんの「若くて活気のある変革への挑戦」を期待しています。

ENEOSグローブという会社を選んで良かったと思えるよう我々先輩も同僚も、精一杯、皆さんをサポートしていくことをお約束します。
 皆さんもそう思える日が来るよう「3つのC」を基本に社会人になるための努力を怠らないようお願いします。

これからのENEOSグローブでの社会人生活が皆様方にとって、素晴らしく、輝かしいものとなるよう心から願って、お祝いの言葉といたします。 

<参考>
2018年度新入社員数
(1)総合職10名
(2)事務職 1名
計11名 

以 上

当記事の連絡先
 経営企画部 広報グループ
 TEL 03-5253-9060