プレスリリース

社長就任あいさつについて

当社(社長:岩井 清祐)は、2017年4月3日(月)、本社にて社長就任挨拶を行いました。
社長就任挨拶(要旨)を下記の通りお知らせします。

【社長就任挨拶 (要旨)】

皆さん、おはようございます。
2011年3月の統合新会社発足以来6年間に亘り、当社を率いて来られた松澤前社長からバトンを引き継ぎ、新しく社長に就任いたしました、岩井清祐です。その責任の重さにまことに身の引き締まる思いであります。
社長就任にあたり、一言、挨拶申し上げます。

まず、事業運営については、第3次中期経営計画に掲げた事業戦略を着実に実行し、損益目標を達成していくことを第一と考えております。
本日が今次中計の2年目となる2017年度の実質的なスタートとなりますが、まずは年度初めのスタートダッシュが肝心であります。今次中計を着実に実行し、利益計画を達成することはもとより、将来に向けて当社の経営基盤を強固にするための布石もしっかり打っていきたいと思います。
今後、それぞれの計画・事業戦略について、担当部門の皆さんと活発に議論を重ねながら、前に進めて参りたいと思います。
次に、私が当社の経営・運営にあたり重要と考えていることについてお話しします。
私が大切にしたいキーワードは「3つのC」です。

まず、1つ目の「C」は「Compliance」です。
法令遵守は、企業活動、企業存続の土台となるものであり、どんな時でも、何があっても、すべてに優先する行動基準であります。
売上げも利益も、土台に法令遵守があって、初めて価値を伴うものです。売上げや利益目標達成のためなら手段は選ばずと法令違反を犯した結果、一瞬にして社会やお客様からの信頼を失い、企業の存続を危うくする事例は、枚挙にいとまがありません。
「未来のあなたに、 LPガスができること」を企業理念に掲げる当社においても、お客様から選ばれる企業であり続けるうえで、法令遵守は最優先事項であることを改めて胸に刻んでいただければと思います。
また、「Compliance」は、本来、「社会からの要請に応えること」という意味であり、法令遵守に留まるものではありません。当社に対する「社会からの要請」の中でも、最も大事なものは、高圧ガスを取り扱うことから、「安全」であると考えます。 お客様、そして社員の皆さんの安全を第一に、商品の安全、設備の安全に万全を尽くしていかなければなりません。 

次に、2つ目のCは「Change」です。
 世界に目を向けますと、昨年、米国ではトランプ新大統領が誕生し、英国はEU離脱を決定するなど、先進国が急速に保護主義・内向きに傾く一方、中国・インドをはじめ新興国は経済成長により国際社会での存在感を増すなど社会が大きく変わろうとしています。
また、国内市場では、先ほどもお話したとおり、エネルギー自由化により、業界の垣根を越えて競争が激化することが見込まれています。このような激動の時代に、当社が生き残り、あるいは、チャンスを最大限に活かし飛躍するためには、社員の皆さん一人ひとりが「変革」、「改革」の意識を持ち続けることが、これまで以上に重要になると考えています。 ともすれば、業界の常識や過去の成功体験に囚われがちですが、自らが変化せず、これまでと同じことを同じようにし続けることは、進歩する社会から見れば退歩を意味します。 常識を疑い、柔軟な思考をもって業務を遂行していただきたいと思います。
 また、変革・改革の意識を持って新しいことに挑戦するうえでは、ルーティン業務をできる限りスピーディーに処理することにより新たな課題の検討に充てる時間を確保すること、さらには、十分に休息を取り英気を養う、あるいは余暇を充実させることで発想力を高め、教養を深めることが大事であると思っております。 そのためには、現行の会社のルールや皆さん自身の業務の進め方を絶対的なものと考えず、業務の効率性を最大限に高める必要があります。
 私も意思決定の迅速化に努める所存です。経営陣と社員の皆さんが一体となって、当社の業務効率向上に取り組んでいきましょう。 

最後に、3つ目のCは「Communication」です。
人はそれぞれ異なる考え方や価値観を持っていますが、会社という組織においてチームワークを最大限に発揮し、共通の目標に向かって進んでいくうえでは、相互理解が欠かせません。
 当社は、三井丸紅液化ガス出身の方、株主である JXTG エネルギー、三井物産、丸紅から転籍・出向された方など、役員・社員のバックグランドが非常に多様であることから、特に相互理解が大切であると思います。お互いを理解するうえでは、対話、すなわち、自分の考えを言葉にして発信し、相手の言い分にはじっくり耳を傾け、意思疎通を図らねばなりません。黙して語らずでは思いは通じません。
さらには、社内に限らず、お客様との商談において、あるいは、提携先との協議などにおいても、お互いの考えを率直に話し合い、相互に理解し合う関係づくりが重要と考えています。
皆さん一人ひとりが相手の立場を尊重し、相手を理解しようという気持ちを持って、対話を実践いただきたいと思います。
以上、常に「3つのC」を基本として、職務を遂行いただきたいと思います。 

結びになりますが、ENEOS グローブの益々の発展を目指し、社員の皆さんと心をひとつに、全力で経営に当たることをお約束し、社長就任の挨拶といたします。 

以 上

当記事の連絡先
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