プレスリリース

2015年度入社式における社長メッセージについて

当社(社長:松澤 純)は、2015年4月1日(水)、本社にて入社式を執り行いました。入社式での社長メッセージを下記の通りお知らせします。



【社長メッセージ】

2015年度入社式 松澤社長ご挨拶

入社おめでとうございます。
ENEOSグローブへの入社につき、会社を代表してお祝い申し上げます。 

足元のエネルギー業界は非常に厳しい環境にあります。これは、昨年10月から始まった資源安と、日本固有の問題ではあるが円安による影響が主な原因です。円安について言えば、昨年度までは為替が1ドル80円から90円程度であったものが、直近は1ドル120円となっており、当社の調達コストは1.5倍に増加しました。今朝の新聞には、各航空会社がこの影響を受けて燃料サーチャージを上げるという報道がありました。為替ひとつをとっても経営に直結する問題になるので、こうしたニュースには常に興味を持って欲しいと思います。

 

エネルギー企業はこれから何を目指していくのか、という話をします。石油業界、電力業界の事情はそれぞれありますが、共通して言えるのは、今後はどの企業も総合エネルギー企業を目指していこうとしているということです。新聞記事においてもこうした記事が掲載されない日はない、と言っても過言ではありません。当社も同様であり、LPガスの単一商品のみでエネルギー業界で伍していくことはできません。LPガスだけでは単なる価格競争に飲み込まれるのみであり、今後は電力、燃料電池や新たなシステム提供を含め、お客様のニーズを汲む、総合エネルギー企業として当社も脱却していかなくてはなりません。

こうしたことから、新入社員の皆さんには、LPガス業界の知識のみならず、エネルギー業界の仕組みも含めて、自分の耳目で知識や情報を掴んで欲しいと思います。とは言え、今日、明日にそれができるようになるのは無理ですから、1つひとつ、上司や先輩社員から知見を吸収していってください。また、早く仕事に慣れて欲しいと思います。自分の組織の中の役割をきちんと理解した上で、先輩社員や同期の仲間と切磋琢磨してください。皆さんが会社の仕事と個人の事情のどちらを優先するかを迷うこともあるかもしれません。迷った場合は、仕事を選択して欲しいと思います。その場、その場において、自分や会社の目標に向かって精進して欲しいと思います。

最後に、新入社員の皆さんにお願いしたいことがあります。それは、がむしゃらに、欲張って、全力で仕事をして欲しいということです。我々経営陣が皆さんに期待しているのは、企画力や提案力です。とは言え、まずは目の前の課題に対し、全力で取り組んで欲しいと思います。自分の所属するグループ、部署の中の最適を、自分の目標に置き換えて、目標達成に拘って欲しいと思います。仕事を進めていく中では、成功したり満足することだけでなく、挫折したり、失望したりすることもあると思います。こうしたこと全てを、皆さんと対話をしながら乗り越えていきたいと思います。共に頑張りましょう。

<参考>
2015年度新入社員数
(1)総合職7名
(2)事務職1名
計8名

以 上

当記事の連絡先
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